クリスマスの思い出。

もう20年以上も前の話ですが。

 

学生時代、アルバイト先での出来事。

 

まわりはクリスマス一色。

大学生ですから仲間もみんなクリスマスで浮かれています。

そんな中でわたしはラーメン屋さんでアルバイト。

 

その日はお客さんもあんまり来てなかった気がします。

 

 

時間があったので、餃子用のキャベツを叩いていると店の親父が、「クリスマスなのにバイト入ってもらって悪いなぁ」と紙袋をわたしに勧めました。

 

親父からのクリスマスプレゼントです。

 

 

プレゼントはなんと『包丁』。

 

 

親父はどんな気持ちでわたしに包丁を買ってくれたのでしょうかね。笑笑

 

親父と店のおかみさんにはわたしの学生時代、あらゆる面倒を見てもらいました。

 

ほんとの子どものように接してもらいました。

 

 

親父が亡くなって3年。

 

 

 

クリスマスの思い出は?と言われたら女の子と過ごした楽しい時間よりも、親父のことを思い出します。

 

 

 

包丁も研いでないな。

 

寒くなりますので、残されたおかみさんのことも気になります。