先輩の訃報。
やはり続くのか。
昨夜、遅くに風呂に入ってると10期近く離れた大学の先輩からメール。
A先輩の訃報であった。
脳内出血で急死とのこと。
A先輩とはかなり離れているので実際に稽古をつけてもらったことなどはない。
しかし、大会や合宿、その他部の行事などではよく顔を出していただき、差し入れやアドバイスをいただいた。
私の大学史上、最強の方との呼び声が高い。
高校時代、勝ち抜きの団体戦で1人で20数人抜いて弱小チームを決勝戦まで導いたというのは今でも語られる話だ。
実際、大学2年生になるまで、ある私立の強豪大学の先生から勧誘を受けていたという。
その強さなどの噂から、私たち後輩は先輩のことを恐れ、なるべく近寄らないように、宴会などでも少し離れたところにいた。
そんな時、先輩のほうから「後輩もみんなで仲良くやろうよ」と笑顔でこちらに寄ってきてくれたことがあり、こちらから歩み寄ることをしなかった自分たちを恥じたこともある。
まわりへの気配りも忘れない、とても優しい先輩だった。
身体はさほど大きくなかったが、『屈強』という言葉がまさにふさわしい先輩であっただけにショックが大きい。
葬儀関係は来週末との連絡もいただいた。
地元の中学校で教頭先生をされていたと記憶するが、さぞかし子どもたちや同僚に与える衝撃も大きなことだろう。
影響は計り知れない。
いつまでも、学生の頃の自分ではないということ、当然、先生や先輩方もその当時のままでないこともわかっているはずだが、こんなさみしいことがこれから増えていくのかと考えるとほんとに怖くなる。
A先輩、ゆっくりとおやすみください。
合掌